アルダクトンA服用前に確認しておきたいこと

アルダクトンA服用時の注意点

アルダクトンAは降圧・利尿剤です。体内に溜まっている余計な水分を塩分と一緒に尿の形で排出する作用を強めます。これにより、むくみがとれて血圧も下がります。体内の血液量(水分量)が減ることで、心臓の負担も軽くすることができる為に慢性心不全に対する効果があります。

 

しかし、この薬は注意点を気にせずに、どんな患者に対しても使っていいような薬ではありません。効果は高いだけに、有効な場面での利用ができるように、この薬の注意点を学んでおきましょう。

 

アルダクトンAの作用機序

 

体内の血圧を上昇させる物質の中にアルドステロンというものがあります。これは血液内のナトリウムを体内に吸収させる役目を持つのですが、この際に水分も一緒に体内移動してしまいます。これにより、体内の水分量が増えて血圧が上昇することになります。

 

アルダクトンAはこのアルドステロンの働きを阻害します。それにより、ナトリウムは体内に吸収されづらくなり、尿として水分と一緒に体外に排出されやすくなります。体内の水分量が減れば反対に血圧は下がります。これがアルダクトンAの降圧・利尿効果の仕組みです。

 

アルダクトンA服用時の注意点

アルダクトンAに降圧・利尿効果がある仕組みはざっくりと理解できたと思います。ですが、注意点を考えずにアルダクトンAを使うのはやめておいた方がいいでしょう。このような場面では使わない、慎重な服用が必要だ、というような注意点を押さえておきましょう。

 

ここからは服用の際にはこんなことに気をつけた方がいいという注意点を解説していきます。

 

服用が禁止されている場合

 

無尿・急性腎不全の患者

尿量を増やすということは腎臓をより一層働かせるということになります。

 

負担が増える事により腎臓の状態がより一層悪化する可能性がありますので、服用はしないようにして下さい。

 

高カリウム血症の患者

アルダクトンAはナトリウムの排出は促進されますが、反対にカリウムの排出は押さえてしまいます。

 

元々体内のカリウム量が多い高カリウム血症の患者さんは症状が悪化してしまいます。

 

アジソン病の患者

アジソン病患者は元々アルドステロン量が少なくなっている関係でカリウムの排出能力が弱まっています。アルダクトンAで更にカリウム排出能力を弱めると高カリウム血症になってしまう可能性があります。

 

タクロリムス、エプレレノン、ミトタンを服用中の患者

タクロリムス、エプレレノンはアルダクトンAの効果を強める効果があるので効きすぎてしまい高カリウム血症を引き起こす場合があります。

 

そして、アルダクトンAはミトタンの効果を弱めてしまうので同時服用はやめましょう。

 

服用に注意が必要な場合

心疾患のある高齢者、重篤な冠硬化症又は脳動脈硬化症のある患者

 

元々心臓や重要な器官の血管が弱っている患者さんは要注意です。急速な利尿効果が表れた場合、排尿により体内で普段よりの多くの水分が大きく移動します。これにより体内で大量の血液移動が発生して血栓リスクが高まります。

 

食事療法として減塩療法を行っている場合

アルダクトンAは体内のナトリウムを排出しますので、減塩の食事などで体内の塩分(ナトリウム)が少ない状態だと低ナトリウム血症を引き起こすリスクがあります。

 

高齢者


高齢者は急激な利尿作用が起こると、脱水や低血圧によるめまい、たちくらみ、失神による転倒を起こす可能性があります。大きなな怪我になる可能性がありますので、トイレに行く際は必ず誰か付き添うようにした方がいいでしょう。

 

肝障害のある患者

カリウムは全身で必要ですが、その一部は肝臓に貯蓄されます。健康体であれば問題はありませんが、アルダクトンAによりカリウムの量が増えれば、肝臓への負担も高まることになります。

 

乳児

乳児は体が小さいため、体内のナトリウム・カリウムなどの割合といった電解質バランスが崩れやすくなります。そのため低ナトリウム血症や高カリウム血症のリスクが成人よりも大きいです。

 

服用を見送った方がいいかもしれない場合

 

妊婦


妊婦に対する安全性の確認が取れていないので、できれば使わない方がいいでしょう。また、母乳から乳児に移行することが確認されていますので、もしもやむを得ず服用する場合は授乳を避け、ミルクなどを利用するといいでしょう。

 

アルダクトンAの飲み方に関する注意点

 

アルダクトンAはこんな飲み方はしない方がいい、こんな時に飲まない方がいいといった注意点を紹介します。

 

長期連用はNG

 

まだ確定した情報ではないのです、アルダクトンAを長期間飲み続けた男女に乳がんが発生したという症例の報告があります。

 

大量服用はNG

 

大量に飲んでしまうと眠気、めまい、嘔吐、精神錯乱、電解質のバランスが崩れる、下痢、脱水などを起こしてしまう場合があります。

 

処置として、体内がカリウム過剰な状態になっているため、食事や薬剤によるカリウム摂取をやめましょう。

 

機械や車の運転はNG

 

アルダクトンAには眠気やめまいの副作用があります。機械や車の運転の際にふらつくと危険なので、運転直前の服用は控えましょう。

 

アルダクトンAの副作用と相互作用の注意点

 

ここまでではアルダクトンAを飲む場合に、気をつけた方がいい人や気をつけるタイミングについて解説してきました。

 

ですが、飲んでも問題ないはずの人が飲んでも問題のないタイミングで飲んでも副作用が出てしまうことがあるのです。なので、副作用についても説明していきましょう。

 

更に、既に少し触れていますが、アルダクトンA単体では問題がなくとも、他の薬品と一緒に使う場合には注意が必要なこともあります。

 

この2点について説明していこうと思います。

 

アルダクトンAの副作用

 

副作用が起こる可能性はそこまで高いわけではありませんが、副作用が起こらない訳ではありません。

 

副作用としては

 

食欲不振、嘔吐、口渇、下痢、便秘、眠気、めまい、月経不順、性欲減退

 

などです。

 

どれも命に関わるようなものではありませんが、あまりにつらいようでしたら早目に担当医に相談してみましょう。薬を変更する提案などをしてもらえるかもしれません。

 

アルダクトンAの相互作用

医薬品を処方する用量は「この効果ならこの分量」というように決めています。想定外の効果になってしまうのはいいことではありません。

 

既に軽く触れたようにアルダクトンAであればタクロリムス、エプレレノンを一緒に飲むと効果が高くなってしまって危険です。

 

また、アルダクトンAはミトタンの効果を弱めてしまいます。

 

薬自身ではなく、一緒に飲んだ薬の効果を変えてしまうのが相互作用です。

 

なんらかの相互作用がある薬は併用するのはやめておいた方がいいでしょう。

 

アルダクトンAはこんな薬


アルダクトンAは、一般名を抗アルドステロン性の降圧、利尿剤です。アルダクトンAの注意点としては、水分を排出し、血圧を下げる薬で、これによって浮腫や高血圧、心不全などの治療に用いられます。

 

注意点としては、体内のカリウムを保持しながら利尿できる事で、利尿作用も降圧作用も弱めですが、肝硬変に伴う腹水や心不全の合併症などに効果があります。注意点として特徴的な効果が弱めである分、病気の合併症に対して効果を示す事は、患者の負担を減らしながら楽にできるという利点は存在しますが、尿が全く出ない場合や急性腎不全には効果がないです。

 

注意点として、飲み合わせに注意する薬がたくさんありますので、良く知っておきましょう。そして妊娠期の女性や授乳期には赤ちゃんのホルモンに影響を与える可能性がある為、医師とよく相談して下さい。注意点としてアルダクトンAには降圧作用をもっていますから、弱めであっても血圧が下がるような食事や行動があると、めまいが起こります。どの薬であっても同じですが、副作用や他の薬との併用、注意点は日常の食生活や生活習慣との兼ね合いに気をつけて服用しなければ、なんらかの副作用や疾患を罹患する可能性がある事には充分に注意してください。

 
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